ライター：浦野ちとせ

最近、猛暑が続き、そうかと思ったら天気が急変して雨…なんてこともあり、お出かけするなら屋内がいいな、と思うことありませんか？？

そんな夏にピッタリ！の市電保存館さんにおじゃましました！

以前、まいぷれでもジオラマリニューアルの際の記念式典をご紹介しましたが、この8月で開館50周年を迎える市電保存館さんの魅力はジオラマコーナーだけではなく、そんな楽しいスポットをたくさんご紹介するため今回は筆者の子供（電車や車が大好き5歳）と一緒に楽しんできました。

中に入ると、受付とお土産コーナーが。しばらくの間トミカを買ってほしいと駄々をこねられましたが、なんとか説得して先へ進みます笑

次の展示コーナーに向かう間も、模型やNゲージの展示があったり、訪れた方々のサインがあったり、見どころはたくさん！

車両だけではなくて、下に敷いてある敷石なども当時の姿で保存してあり、中に入ることも可能です。

運転手さんの位置に行き、いろいろなレバーやボタンを実際に触れてみたり、乗客用の椅子に座ってみたり、今では本当に珍しい木の床を何度も踏みしめてみたり、と興奮していました。

奥に進むと、色々な市電が展示されていて、もちろん全ての車両、実際に乗ることができます。よく見るとカラーリングが現代っぽくて可愛いなと思ったり、料金箱が設置されていたり、運転手さんのところに椅子がついたり、降車ボタンがついていたり、自動ドアになっていたり、と細かい違いを楽しむことが出来ました。

さらに、車両と車両の間にはいろいろな展示があり中でも一番食いついていたのは…

市電シミュレーターです！！

これはきっとすべてのお子様が好きなのではないでしょうか…。

大きなスクリーンにCGで表現された市電のルートが表示され、手元のコントローラーを操作して発進、停車します。さらに嬉しいのは足元のペダルで警笛を鳴らせること。

何度も何度も鳴らして喜んでいました。

車両の最後にはこちら↓

花電車と言われる、装飾を施した電車です。このような電車が横浜の路面を走っていたなんて、にわかには信じられないくらい豪華で目を奪われてしまいました。

その後、休憩スペース（お食事はNG）を通り、展示コーナーへ。

車両の模型、市電の歴史やポスター、女性車掌さんの制服などありとあらゆるものが展示されていたり、運賃の比較などがわかりやすく説明してある壁新聞などもありました。

なかでも筆者が気に入ったのがこちら。

今でいう「開港記念祭」の日の切符だそうです。こんなにいろいろな色やイラストの切符なら集めたい気持ちもわかるなぁとしみじみ。

と、ここでまた遭遇しました、シミュレーター！！

運転体験をした後、同じ部屋にあったNゲージのコントローラーを発見し、毎日見かける京浜急行を見つけるや「やりたい！！！」とのことで3分/100円で動かしてみました。駅のホームで停めてみたり、スピードを上げてみたりと大興奮で楽しんでいました。

最後にジオラマコーナーを探索。

線路に沿って歩いてみたり、ジオラマの小さいところまでじっくりみたり…

指をさした先には、しっかり光る信号と赤信号に従って停まるバスや重機でした。

とても精密、精巧にできているので、大人もついつい見入ってしまうと思います。

筆者は小学生の頃以来実に20数年ぶりの訪問でしたが、そのころとは違った視点で見ることが出来てとても楽しかったです。

市電保存館の隣は横浜市営バスの滝頭営業所となっているため、市営バスを館内から眺めることもでき、電車にバスに、と子供たちもきっとよろこんでくれるのではないでしょうか。

また、現在12/28までの間、来館1回でカード、2回でバッジ、3回で入館無料となるスタンプラリーを実施されていたり、事前申し込み制のイベントが開かれていることもあるため、HPをご確認の上、この夏お子様とぜひ行ってみてはいかがでしょうか？？

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市電保存館ホームページ

〒235-0012 横浜市磯子区滝頭3-1-53

駐車場：普通車のみ16台

開館時間：9：30-17：00（最終入館16：30）

入館料：大人（高校生以上）300円　3歳から中学生　100円

（ICカードによる市営バスでの来館で割引あり）

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